また秋もアケビやキノコなど、豊かな恵みがもたらされるが、今回はGWの話題ということで、次の機会までお待ちいただきたい。

山菜採りは危険と紙一重

 先にワラビのくだりで「ハイキングがてら」とおススメしたが、山菜採りは土地勘のない方が単独で山に入ることは絶対にやめていただきたい。

 というのは、慣れた方であっても滑落や遭難、クマに襲われるなどの事故が毎年起きているからだ。山菜と見間違えて毒草を誤食するケースもある。

 今年はまだ本格的なシーズンではないので報告されていないが、2017年は▽4月30日に富山県黒部市で68歳男性▽5月5日に北海道鹿追町で69歳男性▽8月10日に福島県南会津町で78歳男性が、18年は▽4月24日に秋田県由利本荘市で82歳男性▽10月15日に同県鹿角市で69歳男性の死亡が確認された。

 警察庁の17年の山岳遭難事故まとめでも、山菜・キノコ採りは12.2%に上った。携帯電話の普及で死亡事故は減ったが、それまでは「遭難・滑落」はかなりの確率で死亡事故につながっていた。

 クマに襲われるケースも後を絶たず、17年5月27日に秋田県仙北市で61歳女性、18年6月23日にも同市で78歳男性が、クマとみられる大型獣に襲われて死亡しているのが見つかった。ほかにも負傷したケースは枚挙にいとまがない。

 16年には秋田県鹿角市で男女4人が相次いでツキノワクマに襲われて死亡し、遺体が食べられるというショッキングな出来事も発生した。

 また山林には必ず所有者がおり、断りなく入り込んで山菜を採取するのは不法侵入で、はっきり言えば窃盗である。国有林などは別だが、ではなぜトラブルなどにならないかといえば、お互いが「地元の顔見知り」だからだ。