大阪城周辺も同じ理由でランナーが多いのだが、皇居と違って大阪城公園の内部も走れるため、いろんなコース設定ができる。皇居はビジネスパーソンが多いが、大阪城周辺は実にさまざまな速度、年齢のランナーが思い思いにジョギングを楽しんでいる。

 そして、大阪城周辺は昔ながらの銭湯が多い。またサウナを併設していたり、意外かもしれないが街中に温泉があったりもする。それでも利用料は普通の銭湯料金(440円)なので、ランステよりもさらにリーズナブルだ。

 15年末に大阪府公衆浴場組合が銭湯の利用者を増やそうと、ランナーズ銭湯の普及に協力を呼び掛けたところ、府内60数軒から協力の申し出があった。組合のHPによると、現在も70軒前後あり、大阪城周辺では10軒前後がサービスを提供している。

 軽く汗を流すだけではなく、どっぷりとお湯に入って温まり、それから冷えたビールを堪能したい方は、ランステよりこちらがお勧めかも知れない。

 もちろん大阪城周辺にもランステはあるし「銭湯はちょっと苦手」という方や女性は、そちらを利用しているようだ。

 東京都公衆浴場業生活衛生同業組合は大阪のように組織的な取り組みはしていないが、各銭湯を紹介するHPの「東京銭湯マップ」で、「荷物一時預かり」という項目のある銭湯がランナーズ銭湯ということだ。

 暖かくなり、これからジョギングにうってつけのシーズンを迎える。ジョギングはシューズとウエアさえあれば、すぐに始められる。費用もお小遣いの範囲で十分に収まるだろう。

 本稿では一例として皇居と大阪城周辺の状況をお伝えしたが、もちろん、それ以外にもランナーのジョギングコースになっている地域に「ランステ」「ランナーズ銭湯」は数多く存在する。

 健康促進とおいしいビールを飲むため一念発起、こうした施設も利用することで、ゆっくりと走り出してみてはいかがだろうか。