鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長 は2日、米ウィスコンシン州を訪れ、同州で工場を建設する計画を改めて確認した。同社は郭氏が前日、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と会談し、「最近の状況や『ウィスコンシン・バレー科学技術パーク』プロジェクトなどの前向きな進展について協議した」と明らかにした。ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は郭、トランプ両氏の会談を確認。郭氏は「ウィスコンシン州に多額の資金を投じており、近く投資拡大を発表するだろう」とし、「素晴らしい」人物などと述べた。鴻海は2年前、ウィスコンシン州に液晶ディスプレー(LCD)工場を建設する計画を発表。2032年までに100億ドル(約1兆1100億円)を投じ、1万3000人を雇用するとしていた。だが、プロジェクトは予定より大幅に遅れている。
鴻海の郭氏がトランプ氏と面会、米工場建設計画を再確認
有料会員限定
あなたにおすすめ