【ワシントン】米下院司法委員会は、ロシア疑惑に関するロバート・モラー特別検察官の捜査報告書の取り扱いを巡り、ウィリアム・バー司法長官を議会侮辱罪に問うべきかどうかを8日に採決すると発表した。  バー氏は議会が定めた期限内に報告書全文を提出しなかった。侮辱罪決議が採択されれば、さらに下院本会議での承認が必要になる。司法省は報告書の全文開示は法律上不可能としており、下院民主党とトランプ政権の間で法廷争いに発展する可能性がある。  下院司法委員会は6日を期限として、司法省に報告書の全文および証拠の開示を求める召喚状を4月19日に出していた。