【ワシントン】2016年米大統領選へのロシア干渉疑惑に関する捜査報告書が公表された直後、トランプ大統領は元法律顧問のドン・マクガーン氏に対し、ロバート・モラー特別検察官の解任を求めた指示は司法妨害に当たらないと発言させようとしたが、マクガーン氏が拒否していた。複数の関係者が明らかにした。  報告書が先月に公表されて以降、トランプ氏は公には、モラー氏解任をマクガーン氏に依頼したことを否定している。疑惑の捜査を率いたモラー氏は報告書の中で、大統領が2017年にモラー氏の解任を指示し、その後、マクガーン氏に解任の指示を否定するよう要請したことを明らかにしていた。