先週の総括

 先週の日経平均株価は、週初下落したものの週末にかけて急速に戻し、5月19日の戻り高値1万4269円を抜いて引けた。週初は前週の米国株式下落を受けて大幅安となり、1万4000円を大きく割り込んだ。週末にかけて原油安・円高の一服を好感し、先物中心に買い戻しが入り大幅高に。結局前週末比2.3%高い1万4338円で引けた。

 規模別には大型株の上昇幅が大きかった。マザーズ指数は前週末比1.99%のマイナス、東証2部指数も同0.3%のマイナスであった。業種別には銀行、紙パルプ、輸送用機器などが上昇、一方で陸運、非鉄金属、石油、石炭などが下落した。

今週の予報

食肉及び加工品業界:
値上げは浸透済みであり増益基調は崩れず
「晴」→「晴」

晴
晴

 今週の日経平均株価は、強含みの展開を予想する。市場は「インフレシナリオが現実化して株式が買われている」という解説をしているが、債券買い、株式売りを仕掛けていたグローバルマネーが反対売買を急いでいるようだ。国内のファンダメンタルズ要因とは無関係な需給要因であるため、この動きが続く間は堅調な動きになるだろう。「ドル売り、株式売り、債券買い、商品買い」のポジションが「ドル買い、株式買い、債券売り、商品売り」に転じていると推測される。

 食肉及び加工品業界は、前期決算は増益で着地した企業が多かった。今期予想も増益を見込む。国産の食肉が好調で値上げも浸透しているためだ。最大手の日本ハムの株価は2000年からのボックス圏である1000~11500円の往来を続けてきたが、ボックス上離れを伺う展開も予想される。