だが、現在世界的に成功しているリーダーには、ブレて成功を収めている人たちが多い。具体的には、一度決めたことにこだわるようなことはせず、周囲からの説得や提案を受け入れ、ブレることで成功を収めているということだ。(参考文献:『すごいヤツほど上手にブレる』アル・ピタンパリ(著)、岩崎 晋也 (翻訳)、TAC出版)

 ここで重要なことは2つある。

 1つ目は、「積極的に自らブレる」こと。

 2つ目は、「安定している時こそブレる」ことだ。

 1つ目の「積極的に自らブレる」ことは、見方を変えれば変化の速度が早い現在においてビジネスを行うにあたって、柔軟さを兼ね備えているということだ。激変するビジネス環境に都度最適にフィットするように自らを変え続けているということである。

 現在世界的に成功している人たちの多くは、過去に自分が決めたことにいつまでもこだわらず、ビジネスで結果を出すにはどのように考え、取り組めばいいのか?ということにフォーカスし、そのために多様な手段を取り入れて、結果を出している。

 結果を出すために試行錯誤をたくさん繰り返し、うまくいかなかったらすぐ元に戻る。そして違う手段を検討し、さっさと実行してみる。それがうまくいけば、次の手段を検討する。このプロセスで結果を出すまで突き進む。

 つまりゴールは変わっていないが、最初に定めたたった1つの道筋にこだわらず、そこに向かういくつもの道筋を柔軟に駆使し、ゴールを目指すということである。

他人に言われて
自分の考え方を変えるブレ方はダメ

 一方、「積極的に自らブレる」ことの真逆なのが、「他人に言われて自分の考えを変えるブレ方」だ。

 あなたが進路を決める時、親や友人があれこれ好き勝手に言うことはなかっただろうか?

「一流の大学に入って一流の大企業に入れば人生は安泰だ」などと言われたことはないだろうか?