まずはグーグル検索が登場した。あなたが欲しいと分かっているものを見つけるための空白のキャンバスだ。だがグーグルは今、ユーザーが検索しようと考える以前の段階から、商品に関するページを提供している。従来の検索に加え、ビジュアル中心の「Discover(ディスカバー)」フィードの収益化を目指すグーグルの動きは、同社の仮想ツールボックスに重要な新規手段を加える。足元で広告収入の伸びが鈍化しているグーグルにとって、新たな試みは、非常に良いタイミングに重なった。画像豊富なソーシャルメディアにとっては、もうけの大きい広告事業を巡り、今回のグーグルの動きが脅威となる可能性さえある。グーグルは2017年、おすすめコンテンツのニュースフィードを導入。昨年、「Discover」に名称を改めた。Discoverのフィードは、グーグルのモバイルアプリやGメール、ユーチューブの検索ボックスの下に表示される。グーグルは今週サンフランシスコで開催した「グーグル・マーケティング・ライブ」会議で、Discoverフィードにクリック可能な画像と文字を入れた広告を表示することで、収益を確保する方針を明らかにした。また画像を次々とスワイプできるカルーセル形式の「ギャラリー広告」を検索ページに導入することも明らかにした。
グーグルの新兵器? 「買わせる」検索広告
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