まるで“浮き輪”のようなお腹まわり・・・このポッコリお腹をなんとか凹ませたい。
でも、「あんまり頑張らずに」ってのが人情ですよね。
運動すれば痩せるのはわかってる。
けれど、それができない。やりたくないんですよね。
わかってます、わかってますとも!
その体脂肪、運動ナシでも落とせる方法を教えましょう。

内臓脂肪を劇的に減らす

「糖質」を控えるだけ

私が提唱する「食べトレ」は糖質制限と、朝食抜きの1日2食の組み合わせですが、内臓脂肪を劇的に減らすことはもちろん、万病も遠ざけます。

糖質制限は極めてシンプルです。
ご飯、パン、麺類などの主食、それにお菓子や甘い清涼飲料水などに多く含まれている糖質の摂取をできる限り控えます。
肝心なのは、これだけです。

食べるとカロリー(エネルギー)になる3大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質)のうち、標準的な日本人はエネルギーの60%くらいを糖質から大量に摂取しているのが現状です。
その糖質を制限する代わりに、たんぱく質や脂質を“しっかり摂る”のが基本となります。

糖質が多い食べ物は控えて、糖質がほぼ含まれていない肉類魚介類豆腐・
納豆などの大豆食品
野菜キノコ類海藻類などをしっかり食べるということです。
主食以外のメインのおかず主菜、サブのおかず副菜、喉を潤してお腹を満たす汁物から、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった糖質以外の必須の栄養素とエネルギーを摂ります。

和食の基本は「ご飯」+「一汁三菜」とされています。
一汁三菜とは、「汁物」+「主菜1品・副菜2品」のことです。
しかし、糖質制限では基本的にご飯をカットしますから、一汁三菜だけでは低栄養・低エネルギーに陥る恐れがあります。

そこで一汁三菜に、もう一菜プラスして“一汁四菜”を基本とします。
「主菜2品+副菜2品」もしくは「主菜1品+副菜3品」にするということです。
血糖値を上げるのは「糖質」だけです。
たんぱく質も、脂質も、ビタミンも、ミネラルも、食物繊維も、血糖値を上げません。

腸内細菌が食物繊維をエサとして短鎖脂肪酸という物質を作り、少量のエネルギーとなりますが、これも血糖値は上げません。
内臓脂肪が増える原因は、脂質ではなく糖質の摂取にあります。

「脂質を摂ったら太る」というのは間違いです。摂ったら太るのは糖質なのです。
くれぐれも、この点を誤解しないでください。