米グーグルは中国の華為技術(ファーウェイ)のスマートフォンに対する一部サービスの提供を打ち切る。複数の関係者が明らかにした。ファーウェイによる米国の技術へのアクセスを認めないとした米当局の判断で、同社の端末事業は痛手を受けそうだ。ファーウェイは先ごろアップルを抜き、韓国サムスン電子に次いで世界2位のスマホメーカーに浮上した。同社のスマホは基本ソフト(OS)にグーグルの「アンドロイド」を使用している。関係者の話では、既存端末の機能はおおむね維持されるものの、一部の機能が使えなくなる可能性がある。一方、別の関係者によると、半導体大手クアルコムはファーウェイへの半導体の出荷を停止し、従業員にファーウェイ側との連絡を禁止した。ファーウェイは一部のスマホ機種にクアルコムのチップセットを採用。中高級機種には独自設計の半導体を利用している。