米自動車大手フォード・モーターは世界のホワイトカラー労働者の約10%に相当する7000人を削減すると発表した。ジム・ハケット最高経営責任者(CEO)が率いる事業活性化へ向けた包括的な計画の一環。  ハケット氏は20日、従業員宛の電子メールで、人員削減には既に実施された早期退職やレイオフも含まれるとし、8月までに完了するとの見方を示した。人員削減は年間約6億ドルの経費抑制につながり、複数年にまたがる広範な事業再編策の一環となる。同社は再編費用として約110億ドルを計上する見通し。  フォードの広報担当者によると、北米では800人をレイオフする。