自分で稼ぐ能力があるのか、ないのか。ないならばどうすればそれが身に付くようになるのか。それをサラリーマンという安定した立場が続くうちに実験することで、50代でやるべきことが見えてきます。

変化する時代を楽しめる50代になるために

 現代は、幸いわたしたちが若い頃よりも、ネットなどのインフラやデジタルツールの発展で、選択肢は増え、いろいろなことがやれる環境が整っています。したがって、デジタルツールを使って新しいチャレンジをするチャンスも広がっているはずです。「インスタグラム?自分には関係ない」と思う人と、「よくわからないけど試しにやってみようかな」と思える人とでは、どちらが人生の可能性を広げられるでしょうか。人生は壮大な実験です。何が功を奏すか誰にもわかりません。だから、小さな試行錯誤を続けることです。シニアと呼ばれる世代もインターネットを使ってすごいことをやり始める。そんな人たちがたくさん出てくる社会はとても刺激的で魅力的だと思います。

 事実、1990年代は複業を実現しようとしても難しい環境でした。そもそも会社が社員の複業を認めることはなく、またこっそりと始めようにもスタート時に多額の金銭的、時間的なコストが必要でした。それが今はインターネット上のさまざまなサービスを駆使することで、お金と時間の両方のコストを限りなくゼロに近い形でスタートを切ることができます。隙間時間を使って別の仕事ができる、いい時代になったのです。

 それはそのまま50代以降の生活の選択肢と可能性の拡大につながっています。あとはその流れに乗っかるのか、旧来の価値観のまま傍観しているのか。環境がいくら整ったとしても、最後に変化を楽しむかどうかを決めるのは本人です。柔軟な発想を持てば、50歳から始められることはたくさんあります。人生100年時代だからこそ、アンテナを広く、好奇心を持って自分の可能性を広げていきましょう。