【プチ完璧主義な人の傾向(3)】
「今の部屋をあまり変えたくない!」

 整理収納のサポートで伺うと、「もともと収納を考えるのは嫌いじゃなかったんですけど…」という声もよくお聞きします。最初は収納をコントロールできていたのに、途中からなぜかうまくいかなくなった、というものです。こういう方に共通するのは「自分が整えた部屋をなまじ気に入っているだけに、出来上がったものを壊したくない」という心理です。

 部屋のことを考えるのが好きな方は、家具情報を見るのもお好きな傾向があります。「ここにちょうどこれがぴったり入る…!」という偶然の一致は、ちまたで「シンデレラフィット」といわれますが、そうした偶然に気持ちが上がって、生活動線に合わない場所に家具を増やしてしまいがちなのもこのタイプです。

 なぜこうなるのか。それは「収納アレンジをひらめきや思いつきで決めているから」。そして「自分が気に入るかどうかが、使いやすさより重視されているから」。これに尽きます。

 お部屋のアレンジ、インテリア、家具に興味がある方は、ぜひ一歩踏み込んで「生活動線に合う収納」を学んでみてください。知識を得て視点が変わることで、使い勝手に合った収納方法が考えられるようになります。楽しく試行錯誤して、ご自身と同居の家族が使いやすくなれば、それがベストです。

 その手始めとして、プロに一度おうちを見てもらい「どういう視点で分析しているのか、自分とは何が違うのか」に気づくのも1つかと思います。

 以上、今回は片づけを阻む「プチ完璧主義」に陥る3つの理由と、それを克服する3つの方法をお伝えしました。

 片づけたいという気持ちの裏で、それを阻む感情が働くと、葛藤が大きくなり大変苦しくなります。まずは、ご自身の中にある「片づけたいけれど、片づけられない理由」に気づいてください。「ああ、今自分はこういう気持ちに引っ張られているな」とわかるだけでも状況は違ってきます。ご自身の考え方の癖を理解して、うまく付き合っていくコツを探ってみてくださいね。

(家族の片づけコンサルタント sea<しー>)