クルマ好きを刺激する
ディーゼルSUV
ステルヴィオは、アルファロメオならではのブランド性やスポーティなデザインが魅力だ。これに加えてSUVとしては異例の、スポーツカー顔負けのハンドリングパフォーマンスがある。ステアリングを握ると、メーカーの走りに対する強い意思が即座に理解できる。操縦フィールはシャープでリニア。ドライバーによっては過激と感じるほどのレベルにある。高次元の運動性能は、多くのライバルとは明らかに異なる。ステルヴィオには、クルマの魅力を知り尽くしたイタリアブランドらしい、ホットな血が流れている。
いままで日本仕様ステルヴィオのパワーユニットは、2リットル直4DOHC16Vターボ(280ps/40.8kg・m)と、フェラーリ開発の2.9リットル・V6DOHC24Vツインターボ(510ps/61.2kg・m)という2種類のガソリンだった。
アルファロメオにはもうひとつ、クルマ好きを刺激するパワートレーンがある。ボクとしては、そのエンジンのほうがSUVのステルヴィオには最適、と考えていた。そう、ディーゼルエンジンである。