新しいジュリアはアルファのFRモデルである。クアドリフォリオは2.9リットル・V6ツインターボを積み、走りはBMW・M3、AMG・C63に比肩するスーパーセダンだ。
イタリアの伊達男
カッコよくて粋。走りには艶がある
アルファロメオは、いまも昔も大好きなブランドだ。ボクはジュリア・スーパー、155、164と、過去に3台のアルファを所有したが、どれもお気に入りだった。
イタリアの伊達男……アルファのイメージはそんな表現と重なる。カッコよくて粋。走りには艶がある。試乗車のジュリア・クアドリフォリオでいえば、ソフトスーツに身を包んだ“アスリートの伊達男”といったところだろうか。
エクステリアはスマートだ。クアドリフォリオ=四つ葉のクローバー(アルファロメオ・レーシングチームのマーク)の意味を知るユーザーは、そのバッジを見ただけでワクワクするだろうが、知らないユーザーは、「スポーツモデルの1台か」といった反応しか示さないかもしれない。
ジュリア・クアドリフォリオは“凄みある中身に対して控えめな装い”をまとっている。だから、ボディカラーは慎重に選びたい。ボクなら艶やかで存在感あるミザーノブルーあたりを選ぶだろう。