『スープラ』が
日本で17年ぶりに復活
トヨタの上級スポーツカー『スープラ』が日本で17年ぶりに復活した。
注目されるのは、欧米などスープラの主要販売国では設定がない、2リッター直4ターボ車が日本市場向けで用意されていることだ。
今回で第5世代となるスープラの開発コンセプトとしてトヨタが掲げたのが、「スープラのヘリテイジ(伝統・歴史)である直6とFRを継承すること」だ。
直列6気筒エンジンは2000年代以降、一部メーカーを除いて一気に減少。直6は本体の寸法が長くなり、車体前方での衝突安全への配慮に工夫が必要などの理由から、コンパクトはV型6気筒エンジンが主流となった。だが近年は、マツダ上層部が新型の直6エンジン開発を公言するなど、欧州CO2規制への対策などで復活の兆しが見えてきた。
そうしたトレンドを、トヨタはBMWと連携することで新世代の直6スープラが実現できた。
ところが、直6に加えて“ほぼ日本向け”として2リッター直4ターボもラインアップしたのだ。
果たして、直4スープラの出来栄えはどうなのか?
トヨタが2019年5月末、静岡県修善寺周辺で開催した報道陣向け新型スープラ試乗会での体験をご紹介する。