新郎がこだわりまくった結婚披露宴はどうなる?
Photo:PIXTA

ジューンブライドの時期と聞いて、胸がときめく男性は少ないだろう。結婚式に憧れるといえば、一般的に女性であることが多い。しかし中には、結婚式に並々ならぬ思い入れで挑む新郎もいるものだ。新婦、新郎それぞれにこだわりがあると楽しいはずの結婚準備に波風が立つこともしばしば。彼らはこだわりを貫けたのだろうか、それとも――。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

結婚式への意識
男女間の温度差

 男性と女性では結婚式に対する向き合い方が違う。個人差はあるのであくまで傾向としての話となるが、女性は、当日花嫁、すなわち「主役」となるので可能な限り自分を美しく見せたいし、来賓の面々に心行くまで楽しんでいってもらいたいと考える。

 中には子どもの頃からの夢が「お嫁さん」であった女性もいる。女性の式への意気込みが高まるのは至極当然のことである。

 一方男性は、もう少し社会的な体裁や立場によって結婚式を考える。結婚式を挙げておくことで上司に仲人を頼めるかもしれないし(これによって上司への信頼をアピールできる)、花嫁親族への自己紹介の場となるし、何より新妻がやりたいと言っているのだからこれを拒否すればおそらく一生恨まれ続ける。

「なんとしてでもやりたい!」という妻と、「一応やっとくか」の夫では意気込みに差ができるのは自明である。また夫はあくまで花嫁を引き立て盛り立てる「添え物」、自己主張を限界まで引き上げても最高が「準主役」なので、ここでの意気込みで差がつく場合もある。

 これが結婚式に向き合う男女の一般論だが、もちろん新郎がきちんとこだわる結婚式も存在する。

 時として新婦以上のこだわりが発揮される結婚式もあり、式全体の趣きや式にまつわる夫婦間の衝突などが、新婦の方がこだわった結婚式のそれとは様子が違ってなかなか興味深い。いくつかの事例を紹介したいと思う。