――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  6月までには、米経済成長と増益の見通しが崩れ、低インフレを巡る懸念が金融議論の中心になり、国債利回りは2%近辺に低下している――1月の時点で私がこう言っていたら、読者は当然、株式ポートフォリオについて不安を抱いただろう。  しかし、今のところ株価は好調だ。S&P500種株価指数は年初来15%上昇し、ドル換算ベースで下落している主な市場といえば韓国ぐらいしかない。