昨シーズンは21試合に出場するも、先発はわずか1度。しかもFWではなく中盤の汗かき役を任される状況がほとんどで、ヨーロッパに渡って9シーズン目で初めて無得点に終わった。しかも、森保ジャパンで用意された背番号は、長く象徴としてきた「9」ではなく「18」だった。

 岡崎にとって日本代表の「9」は、憧れてきた中山雅史(アスルクラロ沼津)が背負った聖なる背番号となる。キリンチャレンジカップでMF南野拓実(ザルツブルク)が、コパ・アメリカではFW前田大然(松本山雅FC)が「9」を背負ったことに、岡崎は「非常にありがたい」と逆に声を弾ませた。

「自分としては、日本代表の『9番』に特別な思いを抱いてきた。なので、そう簡単に自分の元に戻ってくるようなものであればいけないと思っていた」

 移籍1年目でプレミアリーグ制覇に貢献したレスター・シティを退団すると、岡崎はすでに明言している。日本代表で歴代3位となる50ゴールをマークしているストライカーとしての矜恃を、引き続き海外で貫いていく覚悟を固めた直後に、望外だった代表復帰の一報が届いた。

「もう一度海外で結果を出して、正真正銘の点取り屋として戻ってきた時に、自信を持って『9番をつけたい』と言えればいい。その意味でも今回の代表復帰は自分にとってチャンスだし、そういう気持ちをシンプルに出していくことが、森保さんが期待する経験の伝授につながると思う」

森保監督が川島、岡崎に託した
「特別な役割」とは

 岡崎が言及したように、日本代表を率いる森保一監督は選手としてのパフォーマンス以外にも、ともに3大会連続でワールドカップの舞台で戦ってきた川島と岡崎には特別な役割を託していた。

「プレーやコミュニケーションを介して、さまざまな経験を若い選手たちに伝えてもらえれば」