米アップル入社から20年でジェフ・ウィリアムズ最高執行責任者(COO)は、調達部門のトップから経営全体を主導する立場へと登り詰めた。56歳のウィリアムズ氏が今また、新たな任務を負う。自身とアップルの双方にとって極めて重要な試練の時となる中、アップルの快進撃を支えてきた象徴的な商品を創り出すことだ。同社は新たなヒット商品を必要としている。2015年からCOOを務めるウィリアムズ氏は、以前から将来の最高経営責任者(CEO)候補とみられてきた。アップルは先週、ジョニー・アイブ最高デザイン責任者(CDO)が年内に退任し、ウィリアムズ氏がソフトウエアおよびハードウエアのデザイン責任者に就くと発表した。ここ数年で最も劇的な幹部交代の発表を受け、ティム・クックCEOの後継者はウィリアムズ氏だとの観測が強まった。