カジノは「ハイローラー」で
稼いでいるという現実

 一般の皆さんが想像されているカジノというのは、大勢の人が、それこそ1回500円とか、小さい額で賭ける、平場とかザラバと呼ばれる部屋のイメージでしょう?それはカジノのほんの一部分にすぎません。先ほど述べましたが、カジノで収益性が高いのはハイローラー(大口の客)なんですよ。

 だから、日本版カジノでも、それこそ平場に出入りする、パチンコをやるような人と、海外から来たハイローラーと呼ばれるVIP客とは、分けて考えなければなりません。ハイローラーたちは富豪なのだから、自国のカジノは行きたがりません。面が割れますから。私だって日本のカジノには行きたくない(笑)。彼らは海外のカジノに出向いていって、大金を落としていくのです。つまり、日本のカジノが意識すべきは、海外、特に近隣の中国とか韓国からやってくる富裕層なんです。

――少額を賭ける客とハイローラーと呼ばれる太客、どのくらい賭け金は違うのでしょう?

 マカオやシンガポールで、VIPルームや個室でプレイするには、最初にデポジットで200万ドルほど積む必要があります。

 一方、ザラバだと1回800円、日本でいうパチンコ店のレベルですね。韓国では1回100円くらいから賭けられるテーブルも見たことがあります。でも、ハイローラーとか、さらに大口のホエール(「鯨賭人」、単に「鯨」ともいう)が出入りするVIPルームだと、1回ごとの賭け金が3000万円とかね。人によって1回に張れる金額は変わります。