国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が、任期を待たずに辞任する意向であることが分かった。IAEAはイランの核開発の監視を担う立場にあり、天野氏の後任ポストを巡り、関係国が争う可能性がある。外交筋が明らかにした。IAEAは17日、天野氏が将来の計画について理事国と連絡を取っていると明らかにした。外交筋2人によると、天野氏は来週初めにも辞意を表明する見通し。ただ、退任は何カ月も先になる可能性がある。天野氏は健康上の問題を抱えているとされ、昨秋には数週間にわたり任務を離れていた。米国がイラン核合意から離脱して以降、IAEAはイランの核開発に関する監視体制に対して、厳しい追及を受けている。
IAEA天野事務局長が退任へ、イラン監視巡り後任争いも
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