ミーティング
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「みんな黙ってしまい意見が出ない」「時間ばかりかかって何も決まらない」──。どの企業でも行われる会議をめぐって、こうした話をよく聞く。それも当然の話。なぜなら会議に対する考え、そしてやり方が間違っているからだ。そこで、今回から3回に渡って「ミーティング革新」を実践した3つの事例について紹介する。第1回は昭和飛行機工業のケースだ。(ライター 根本直樹)

ミーティングを革新する
「個全ミーティング」

 三井E&Sホールディングス傘下の輸送機器メーカーで、タンクローリーやバルク車などの特装車や航空機内装備、ハニカム構造の複合材などの製造で知られる昭和飛行機工業。ここで、「個全ミーティング」というものを採り入れたミーティングを行っているのが輸送・機器事業部製造部製造2課の尾長谷裕二課長(51歳)である。

「個全ミーティング」とは組織革新研究会(組革研)が開発した会議の独自手法である。まず出席者1人ひとりが発言する前に自分の考え、意見を紙に書き出し、それを全て貼り出してみんなで見渡す。

 その上で評価基準と呼ぶ議論すべき“ものさし”を示し、それに基づいて議論していくことで意見を統合していくものである(組革研ホームページ内『キャンパスリーダーのひとり言』No.180に詳しい)。