時代を変えるイノベーターとして活躍する若きリーダーたちは、どう育ってきたのか。また、その原体験はどこにあるのか。今回は、自らの意思で未来を切り開いていける若者の育成を、起業家教育、英語教育を通して支援するタクトピアの共同創業者、白川寧々さん。中国生まれで6歳で来日、大学から米国に渡った、まさにグローバルリーダーです。(聞き手/ダイヤモンド編集部論説委員 深澤 献)

自分の運命を自分で握る
波乱の人たちの3代目

あああああ
Photo by Masato Kato 拡大画像表示

──中国・ハルビン生まれですね。

 はい。両親は、文化大革命で中止になった大学受験が再開して大学に入った第一世代です。当時は、優秀な人から“出国”していました。中国の大学で教えていた私の両親も、1980年代後半に日本に来ました。当時の日本は、4時間もバイトすれば中国での月収分を稼げる感じで、未来の国に来た感覚だっただろうと思います。

 母は生後18カ月の私を置いて日本に渡ったので、私は6歳まで祖母に育てられました。

 祖母は没落した満州国貴族の生まれで、10代のときに望まない結婚を強いられそうになって家を飛び出した女性です。その後、政治運動に加わり、自力で学問を身に付け、最後は大学教授として心理学を教えていました。

 その祖母がいつも言っていたのが「自分の運命を握り、未来をつくるには、広い世界に触れて学びなさい。嫌なことを嫌だと言うためには、学ぶしかないよ」。