【オタワ】カナダのラルフ・グッデイル公安・非常時対応準備相は30日、国内の次世代移動通信システム「5G」の整備で、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)製の機器を導入するか判断するのは10月21日の総選挙後になるとの見通しを示した。  グッデイル氏は、安全保障上の脅威の可能性について、米国からのさらなる情報提供が必要だと述べた。カナダ通信によると、同氏は、今秋に始まる総選挙に向けた選挙活動の前にそうした情報が米国から提供される可能性は低いと語った。  グッデイル氏の報道官は、同氏の発言内容を認めた。同氏にインタビューを求めたが、報道官は、今のところ応じられないとした。