隻手声あり。では米ゼネラル・エレクトリック(GE)で片手の拍手はどう響くのだろう。GEは31日、4-6月期(第2四半期)の決算発表に合わせて業績見通しを引き上げた。同社株は序盤の取引で買いが先行したものの程なく反落し、日中の取引で前日比約4%安をつけた。それまでは年初からおよそ40%高の水準となっていた。GEは正しい方向へ向かっている要素が幾つかあり、年内のキャッシュポジション改善につながる可能性がある。ただ、決算発表を受けて投資家は、達成すべきことがどれほど多く残されているかや、事業を巡る新旧の課題を再認識させられている。GEは産業部門の調整後キャッシュフローが2019年通期でマイナス10億ドルからプラス10億ドルの範囲になるとの見通しを示している。見通しは従来予想のマイナス20億ドルから改善した。4-6月期は普通株主に帰属する純損益が6100万ドルの赤字となった。前年同期は6億1500万ドルの純利益を計上していた。売上高は1%減少した。
GEの苦境、真の難関はこれから
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