「人間」から保険や投信を買うリスク

 顧客が取るべき対策は、先週指摘したことと変わらないし、今後も変える必要がないだろう。郵便局では保険に入らないと決めることだ。ついでに申し上げておくと、読者本人だけでなく、読者の親御さんにも同方針を徹底するようご注意申し上げたい。高齢者は、営業のターゲットにされやすいからだ。

 ところで、今回の日本郵便のケースほどずさんではないとしても、保険会社や銀行、証券会社などの営業職員のインセンティブ構造(経済的な誘因の構造)は保険を売っている郵便局員と変わらないはずだ。

「人間」から保険や投信を買うことのリスクと不利益の可能性については、郵便局以外の場所でも、同様に警戒するほうがいいことに賢明な読者は既にお気づきだろう。

(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)