低価格と「試用期間」が
試しやすさに

 同社は昨年、使用効果の調査を行った。日本の都市部に住む25歳から54歳の男女1000人を対象に、「コアラマットレスを1年間使用した人」と「使用してない人」にカテゴリー分けして調べた。その結果、使用した人の61.3%が、よく眠れるようになったと回答。使用してない層は20%に留まった。また、翌朝の疲労回復度も格段によくなったというデータが出ている。

「カバーにはユーカリが原料の繊維『テンセル』を使用しています。肌触りが良く、耐久性に優れています。取り外して自宅で洗濯ができますので、いつも清潔な状態を保てます」

 人気のもう1つの理由は価格。シングルサイズが7万円、セミダブルが8万円と、従来の高級マットレスに比べて割安である。

「欧米各国では、オンラインでマットレスを注文し、自宅で試してから購入を決めるのが当たり前になっています。しかし日本では、こういう購入方法はありませんでした。弊社はオンライン直販を行っており、店舗を持っていません。ですので、店舗の運営コストや人件費を削減でき、リーズナブルな価格でご提供できるのです」

 120日間の試用期間が設定されており、商品が気に入らない場合は返品できる。その際は、自宅までスタッフが引き取りに来るので、 再梱包や配送をする必要はない。また、マットレスにはすべて10年保証がついており、万が一、2.5cm以上のヘタリができてしまった場合には、新品のマットレスと交換できる。

 ちなみに、コアラマットレスは、WWF(世界自然保護基金)と提携しており、売り上げの一部をコアラの保護に活用している。

 日本人の平均睡眠時間は、7時間22分。この数字は、OECDに加盟する36ヵ国中、最下位である(2018年統計より)。厚生労働省の調査では、40代の半数近くは6時間未満と回答。眠っても疲労感が残ると答えた人も、30代から50代で3割を占めている。今や日本人の短時間睡眠は深刻な社会問題だと言っても過言ではない。

 人は睡眠中に成長ホルモンが分泌される。それによって疲労を回復したり、細胞を修復している。睡眠時間が短くなると、十分に分泌されなくなるため老化が進んでしまう。その結果、重大な病気につながる可能性もある。

 夏は特に睡眠時間が短くなる季節。ちょっとした生活の工夫で、快眠を心がけてみてほしい。

(吉田由紀子/5時から作家塾(R))