家の中でついためがちなものを思い浮かべてください。「各種明細、通知レターなどの紙の情報」「特に思い入れのない文具や雑貨」「食べる機会を無くしたガムや飴」などは、あなたが時間と手間をかけてわざわざ管理しなくてもよいものではないでしょうか。紙の情報はネットなどで閲覧できるものも多いですし、文具や雑誌、菓子など買い直しが利くものであれば、いったん手放してもリスクはそれほど大きくありません。

「名刺」「セミナー資料」など、きちんと保管さえしておけば今後役に立つはずのアイテムも、たくさんのものに埋もれて必要なときに見つけられなくなればただの紙になり、価値も大きく下がってしまいます。何を生かすために何をやめるのか、判断してください。カギは「選択と集中」です。

 管理するものが絞られると「これは保存、これは処分」という毎日の判断が断然楽になります。一定期間判断を保留する「なんでもBOX」のようなツールも活用しやすくなるでしょう。妻としても「出ているものはBOXに入れておく」くらいのフォローで部屋が片づくようになるので、イライラも格段に減ることが予想できます。

【妻がゴキゲンになる整理術(3)】
「忘れてもいいもの」を決める

 日常の片づけについては、前述の(1)(2)ができればほぼうまく回るようになるでしょう。ただ忘れてはいけないのが、配偶者をイライラさせているのは、あなたが今置きっぱなしにしているものだけではないということ。

 皆さんの家の隅には、こういったものが眠っていないでしょうか?「過去のゲーム機コレクション」「忘年会でたまたま当たったゴルフのパッティングのセット(使う予定なし)」「もらってきたノベルティのTシャツ(着る予定なし)」など…。もしかしたら「過去の思い出と雑貨の寄せ集めのような段ボール」もあるかもしれません。古い写真やポイントカード、誰かにもらったお土産などがごちゃごちゃと入っているような箱です。

 どれも持ち主にとっては大変悩ましい存在。開けた瞬間に「参ったな…」という気持ちにさせられ、そのまま箱の蓋を閉じたくもなるでしょう。ただ、これまでそうやって曖昧な形で保存してきたものが、気づけばそれなりの量になっています。これも「決める」ことを先送りにしてきた結果です。