――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 *** 米ドルが通貨安競争でトップに立てる見込みは薄い。 中国人民元は先週、10年ぶりに1ドル=7元の節目を超える元安・ドル高水準をつけた。元相場は実質的に中国人民銀行(中央銀行)が管理しているため、投資家の間では、米国による追加関税の影響を相殺するため、中国が元安誘導しているとの見方が広がっている。 為替トレーダーは警戒している。仮に中国以外の国、とりわけ米国が対抗して自国通貨の押し下げを目指せば、破滅的な通貨安戦争が勃発する恐れがある。
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