月々250万円の収入でも
利益はほとんどナシ

　私が知っている成功事例の中に、会員数約5000人、会費500円の有料チャンネルがあります。

　月々250万円の収入となるので、「すごい」と思われるかもしれませんが、スタッフ10人近くで1日1～2本の生放送をおこなってそれだけです。実際にはそこからプラットフォームに数十％の手数料を取られているので、利益はほとんど生み出せていません。

　数千人のファンがいてもぎりぎり運営ができているというのが有料コンテンツの世界。
　もともと「無料があたりまえ」のインターネットでの有料チャンネルの運営には、拡散とは違ったノウハウやアプローチが必要です。有料チャンネルについての詳しい説明は省略しますが、有料チャンネルと無料チャンネルは「似て非なるもの」という認識は持っておきたいところです。

無料コンテンツで収益化を
はかるための「必須アイテム」

　無料チャンネルでも、「稼ぐ」という手段がないわけではありません。
　動画・ライブ配信に広告を入れることによって、クリエイターは収入を得ることができます。むしろ多くのクリエイターにとっての収入源は、この広告収入によるものです。

　収益化のシステムはプラットフォームによって異なりますが、ここではYouTubeを利用していることを前提にお話しします。

　YouTubeを使うクリエイターは、「Google AdSense」（グーグルアドセンス）というサービスを利用することで収入を得ることができます。

　結論から言いますと、Googleアドセンスは個人・法人問わず導入しておくべきです。

　Googleアドセンスとは、Googleが無料で提供している広告のサービスです。Googleアドセンスのアカウントを取得すれば、YouTubeに限らずさまざまなウェブサイトに広告を掲載することができ、だれでも簡単に収入を得られます。

　個人クリエイターであれば、Googleアドセンスは必須のサービスです。配信を続ける貴重な収入源になるので、必ず導入するようにしましょう。