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日本の若い女性たちの間で大ブームとなっているタピオカ入りミルクティーの店舗経営に乗り出す中国人が増えている。そのビジネスの実態について、中国語と日本語、2ヵ国語後で新聞を発行している『東方新報』の記事を紹介しよう。(『東方新報』取材班)
20年ぶりにやってきたタピオカミルクティーの大ブーム

中国系の人々にとってはお馴染みの「タピオカミルクティー」が、2017年以降、日本でも大ブームになっている。特に日本の若い女性に人気で、「JC・JK(女子中学生・女子高校生)流行語大賞2018」でもトップに輝いた。
流行の当初は、新しい店がオープンすれば、店の前には必ず長い列ができたものだ。それゆえ、日本で生活する中国系の人々は先を争ってタピオカミルクティーへの投資を考えた。
しかし、東京をはじめとする首都圏の各地でタピオカミルクティーを扱う店が雨後の筍のごとく誕生したこともあり、最近は、ロケーションが良い店であっても、以前のように客が行列を作る現象は見られなくなってきた。
日本でのタピオカミルクティーブームは実は今回が初めてのことではない。90年代にも、一時、流行ったことがあった。それから20年が経ち、タピオカミルクティーのビジネスが再び注目を浴びている。だが、果たして本当に儲かるのか。また、このブームはいつまで続くのか。こうした疑問を抱え、記者は店舗経営者や業界に詳しい人に話を聞いた。