中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は23日、初のAI(人工知能)処理用ハイエンドプロセッサー「アセンド910」を発表した。即時提供するとしている。  ファーウェイは、5月に米商務省に事実上の禁輸リスト「エンティティ―リスト」に追加されたため、米国技術への依存軽減が喫緊の課題になっている。中国も高性能半導体の分野で圧倒的優勢を誇る米国勢に対抗できる国内メーカーの育成を目指している。  ファーウェイの徐直軍副会長は深セン本社で開催されたイベントでアセンド910を披露し、「業界で最も強力なAIプロセッサー」だと語った。