では、ネイティブの印象を見てみましょう。

A:><
B:^^

 丁寧に言っていると思われるAさんに対し、ネイティブはいい印象を抱いていないようです。

 一見、Aさんのほうが丁寧にお願いしているように見えますが、じつはこれNGなんです。「please」をつけているのでよいと思われがちですが、命令っぽく聞こえているのです。

 日常生活では問題のない英語でも、ビジネスシーンで使うには、「完全にアウト!」だということがわかっていただけたのではないでしょうか。

 このように、ビジネス英語では、「話せない」こととは別に、日常会話レベルの英語をそのまま使うことで、ビジネスで損をしている場合があります。これら2つの問題を本書ですべて解決することができます。

「こんなとき、なんて言えば……」と言葉に詰まることなど、日常茶飯事。気にすることはありません。そんなよくあるシーンに効果的に使えるフレーズを一挙に紹介していきます。ネイティブは非ネイティブに対し、英語ができないからと排除するようなことはしません。ただ、残念な英語を使っていることで、印象を悪くしているのは事実です。