ビジネス英語に必要なのは、
日本人が本来得意とする「敬語」と「気遣い」
今まで英語圏の中で生きてきて実感していることは、ビジネス英語では「敬語」と「気遣い」が、2つの大黒柱になっているということです。
多くの「非ネイティブ」の先人たちは、グローバル社会に飛び込み、トライ&エラーで生きぬく術を見つけてきました。グローバル企業で、「非ネイティブ」が生き続けるために探り当てた、「英語のマナー」があるのです。
それはネイティブが使えば、時にあざとい「英語」だったりします。
でも、ネイティブにはやりすぎな表現でも「非ネイティブ」が生きぬくためにはちょうどいい「英語」も存在するのです。
今回、ネイティブの世界で、多くを語らなくてもきちんと伝わる最低限必要な英語は何だろうか? と考え、「非ネイティブとして絶対に覚えておいてほしいフレーズ」を厳選し、さらに使える表現も大量に加えました。
世界で活躍している「非ネイティブ」は、「頑張る」を「do the best」と言いません。責任感のない人だと思われるからです。
世界で活躍している「非ネイティブ」は、「知らない」を「I don’t know」と言いません。頼りない人だと思われるからです。
そんなグローバルビジネスの当たり前のことを知ってほしくて、本書をまとめました。細かく言えばもっとあるのですが、本書では、「これを知っておけば、グローバルビジネスで恥をかかないであろうこと」をギュッと詰め込みました。