<highlight type="BOLD">• 世界的な利回りの低下</highlight>• 世界的な利回りの低下  米国10年債利回りが1.5%を下回ったことで、退職後に堅実な収入を生み出す源泉とはいえなくなっているかも知れない。しかし、もっとかわいそうなのはドイツの貯蓄者で、無リスクのドイツ10年債に、逆にお金を支払わなければならないのは気の毒でしかない。ドイツの指標銘柄である10年国債の利回りはマイナス0.7%、そして日本の10年国債の利回りはマイナス0.3%だ。ドイツや日本と比べて、欧州周縁国の状況も、それほど良いわけでもない。