米司法当局は、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のために米新興企業の技術情報を窃取したとして民事訴追されている中国人教授のボ・マオ被告を新たに刑事訴追した。ボ・マオ被告に対する今回の起訴状には、ファーウェイを特定していないが、シリコンバレーの新興半導体企業CNEXラブズがファーウェイを相手取って提起した民事訴訟と非常に似通った状況が挙げられている。テキサス州の陪審は6月、ファーウェイがCNEXのソリッドステートドライブ(SSD)技術を盗んだと判断したものの、損害賠償金は科さなかった。新たな起訴状は、ファーウェイと特定できる企業が2016年からCNEXと特定できる企業の技術の「不正利用を試みてきた」と主張。また、マオ被告は「この詐欺計画の一部として」ファーウェイに協力した、としている。
米検察、ファーウェイ巡る詐欺罪で中国人教授を起訴
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