バランスの取れた会話、雑談ができるかどうかの他に大切なのが「節度」(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「人生100年時代」といわれる現代。人生の「1周目」が50歳ぐらいまでだとすると、そこから「2周目」が始まります。しかし、50代は体力的、精神的な衰えを実感しやすく、「2周目」に希望を持てない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、明治大学文学部教授でメディアでも活躍されている齋藤孝氏の最新刊『人生は「2周目」からがおもしろい』(青春出版社)から、50代からの「2周目」を楽しむために必要な心構えを紹介します。

1周目でモテた人がよくやる大失敗とは

 人生が2周目に入ってくると、外に出て人と接したいという人に必要なのは、容姿でもお金でもありません。相手の話をうまく受け止めて、適切に返しができるか?相手が話したいときは聞き役に回り、逆に自分が話した方がいいと思う場面では楽しい話をするといった、バランス感覚のある会話力、雑談力が重要になってきます。

 小難しい政治や経済の話はまずウケません。自分の体験談、日常で感じたことやちょっとしたエピソード、しかも話は流れに応じてコロコロと自由に変わった方がいいでしょう。やたらと一つのテーマを延々と語ったり、愚痴や文句などマイナスの話は基本的にNG。ただし、よほど関係性ができて、お互いが相手を知り、信頼関係ができてからであれば、愚痴にも文句にも付き合ってくれる可能性があります。そういう関係性が築けたらそれはありがたいことですが、そうなるにはある程度の時間が必要です。