2周目の男女関係の醍醐味とは

 2周目の男女の関係は、1周目のように「モテる人」と「モテない人」の格差が大きくなるような競争的なものでなく、もっと穏やかで人間的な関係がつくれるのが特徴です。場と立場をわきまえて節度のある関係を築く。お互いに人間的な信頼関係が基本にあるから、話をしていて落ち着く、ホッとする。そんな関係が築けるのが2周目の男女の関係の醍醐味でしょう。

 たとえば小さなスナックでママさんといろんな話ができる関係を築く。それは決して男女の関係を期待しているわけではないけれど、大人の女性と話して少しホッとする、楽しいという感覚でちょっといい気持ちで家に帰る。これは精神衛生上もいいと思います。

 地方で地元のスナックに行くと、付近に住んでいるおじさんたちがボトルを入れて通っているのを見かけます。スナックが憩いの場であり、ああこうやって夜を過ごしているんだなというのがよくわかる。全体にアットホームでとてもいい空気感なんです。

 もちろん男同士の飲み会もいいのですが、ママさんのような大人の女性が話し相手をしてくれる場も大切です。それでいてキャバクラのように高くない。せいぜい数千円で飲んで話ができてカラオケが歌える。男性だけで飲んでいては感じられない刺激があります。若い頃のようにギラギラしたものではないけれど、「モテてみたかった」、「もしもかなうものならもう少しだけ……」と燻っている残り火を適度に燃えさせてくれる感じ。地方のスナックというのは絶妙なバランスの上に成り立っている社交場なのです。

 スナックでなくても、このような自分がリラックスできる場所、それでいて適度に刺激を受けることができる場所を何軒か持っているといいと思います。

 一方で、自分は外に出なくてもいい、誰とも会話しなくても一人で趣味の世界に入っているだけで満ち足りている、そういう人はそれでいい。「知足者富」(足るを知る者は富む) という老子の言葉もあります。ただし、外に出て人と会いたい、会話をしたいという人は、このような行き場所をいくつか持つといいでしょう。