米マサチューセッツ州ボストンの連邦裁判所は13日、米名門大学への不正入学事件で、女優のフェリシティ・ハフマン被告に禁錮刑14日の実刑判決を言い渡した。大スキャンダルに発展した今回の事件では、他にも裕福な親が複数関与しており、今後も実刑判決が言い渡されることが濃厚となった。不正入学者の親に判決が言い渡されるのは、ハフマン被告が初めて。判決の内容は、1カ月の禁錮刑を要求する検察側と、1年間の執行猶予と250時間の奉仕活動、2万ドル(約220万円)の罰金を求めていた弁護側の中間となった。検察側はこれまで、ハフマン被告や今後判決を受ける10組の両親らに実刑判決が下されなければ「刑罰学的な悪い冗談」との考えを示していた。ハフマン被告には250時間の奉仕活動、罰金3万ドルなども言い渡された。