「イタリアかな? それともロシアかな? 案外アメリカとか?」などと推測しながら調べてみたら、トルコだということがわかりました。「ドルマ」というトルコ料理がヨーロッパに伝わり、ロールキャベツが生まれたそうです。

 また、少し前にテレビを観ていたら、「今日、4月8日は花祭り」だと紹介されていました。花祭りがお釈迦さまの誕生日を祝う行事だというのは知っているけれど、もともとの由来は何だろう。そう思って調べてみると、意外な事実がわかりました。

 実は、「花祭り」という名前はベルリン由来だそうです。1901年にベルリンでお釈迦さまの誕生を祝う「ブルーメンフェスト」が開かれました。その様子が日本のニュースで伝えられたことで、「ブルーメンフェスト」の直訳である「花祭り」が一気に浸透したようです。

 こうしたこと1つひとつを「知らなくてもいいじゃん」と思ってしまったら、知識の広がりはそこでストップしてしまいます。

 人はただ、生きるのに役立つ便利な知識だけもっていればいいのではなく、「へえ、そうだったのか」と思えるような「雑学的知識」を増やすことで、人生を豊かなものにしていけると思っています。

 だから、知らないことを探し出すというのは、僕にとって日々のとても重要な作業になっています。

「疑問メモ帳」が
どんどん知識を広げていく

 新しく調べたことについては、抱いた疑問と、調べた結果をまとめてメモ帳に書き留めておきます。

 この作業をマメに行なっていると、たびたびメモ帳を開くことになります。そうすると、かつて調べて書いたことも自然と目に入ってきます。そこでまた記憶の確認もできるし、「あれ? これって前に調べたことと関係しているな」などとつながりを発見することもあります。

 そうして、どんどん知識を広げていけるのです。

 僕のメモ帳はクイズに使えるような雑学ネタが中心に書き込まれていますが、自分の仕事に合わせたものなどもつくるととても役立つと思います。

 そのときに、とにかく自分の中の疑問を大事にしてください。

 単純に人からいわれたことをメモするのではなく、「なんでこれは流行っているんだろう?」「どうしてこんな名前がついたんだろう?」「これはどんな仕組みになっているんだろう?」などと疑問を書き出し、自分なりに調べていくプロセスが重要だと思います。

 自分がどんなによく知っていると思うことであっても必ずひとつくらいは「知らないこと」が隠れているはずです。それを見つけ出せるかどうかが、知識を広げていけるかどうかの分かれ目なのです。