中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)がサイバーセキュリティーに関する国際組織の会員資格を一時停止されたことが明らかになった。「The Forum of Incident Response and Security Teams(FIRST)」と称するこのフォーラムは1990年代に設立され、各国の企業、政府、専門家が連携し、ハッカーへの対応やシステムの脆弱(ぜいじゃく)性に関する情報交換などを行っている。理事会には国際企業の代表が名を連ねており、米ネットワーク機器大手シスコシステムズ、ドイツの総合電機大手シーメンス、日立などが含まれる。ファーウェイは資格停止に関するコメント要請に応じていない。同社は、米国が同社の事業を妨害するために「あらゆる手段を用いている」としている。