金融政策は込み入った状況に直面しており、それは連邦公開市場委員会(FOMC)の投票にも及んでいるようだ。 18日のFOMCではフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、1.75~2.00%とすることが決まったが、投票結果は賛成7、反対3に割れた。
ジェローム・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は他の6人のFOMC投票メンバーの賛成を得て多数派を形成したが、両サイドからの反対意見に直面した。エスター・ジョージ、エリック・ローゼングレンの2人の地区連銀総裁は金利据え置きを、セントルイス地区連銀のジェームズ・ブラード総裁は50bpの利下げを求めた。3人のメンバーが反対するという状況は、合議制のFRBにおいては極めて異例であり、決定の背後の緊張状態を物語っている。