ただし、こうしたハンガーには「幅を取る」というデメリットがあるのも確かです。厚みが4~5センチほどのものなら、コートなどの衣類を掛けてさらにボリュームがかさめば、90センチ幅のワンルーム用クローゼットは10着程度、ワイドサイズの180センチ幅のクローゼットでも20着程度しか掛けられません。

木製のハンガーは幅を取る厚みのあるハンガーだと、たくさんの衣類を掛けられなくなる Photo:Diamond

 夏と冬それぞれのジャケット、コートを掛けて、さらにニットやカーディガンも…と考えたら、10~20着で納まる人はそういないでしょう。キャパシティーの小さいクローゼットを使っている人、衣類をたくさん持っている人がこのタイプのハンガーをメインに使うのは無理があります。

 一方、薄手のハンガーであれば、倍近くの量の衣類を掛けられます。それなりの枚数を収納することを優先するのであれば、ハンガーはできるだけ薄手のタイプを活用し、厚みのあるタイプはシーズンオフのコートやジャケット、冠婚葬祭用衣類などの「長期保管がメインの衣類のみ」にするのがおすすめです。

薄手のハンガー薄手のハンガーなら、たくさん衣類をかけられる Photo:Diamond

ハンガー選びの落とし穴(2)
「まとめて掛けられるハンガー」

 クローゼットの限られたスペースにいかにたくさんの衣類を収納するかを考えたとき、薄手のハンガー以外にも「セット掛け」「まとめ掛け」のハンガーを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。

 クリップ付きのハンガーにジャケットとパンツ、スカートなどをセットで掛けたり、1本のハンガーに複数のバーがついていて、パンツやスカートを何着もまとめて掛けられたりするものがそれです。ハンガーの本数を変えずに掛ける衣類の量を増やせるので、省スペース化できます。

クリップ付きのハンガークリップ付きのハンガー。スカートとジャケットを1本のハンガーに掛けられる Photo:Diamond