ドナルド・トランプ大統領は20日、サウジアラビアの石油施設攻撃をイランが実行したとの見解に基づき、イラン中央銀行に制裁を科したと明らかにした。トランプ氏は「これまでになかったレベルでの制裁だ」と述べた。オーストラリアのスコット・モリソン首相と会談に際して、ホワイトハウス内で記者団に語った。スティーブン・ムニューシン財務長官は、今回の制裁でイランに最後に残された資金源が遮断されると述べた。トランプ氏は「イランとの間にとても残念なことが起きている。(中略)イランがすべきことはテロを止めることだ」と述べた。トランプ氏は、米国は「臨戦態勢」にあり、サウジ攻撃への対応準備はできていると明言した。ただ制裁以外では、トランプ政権は国連を通じてイランに圧力をかけるために国際的な連携の道を探っている。