人生初の給料「初任給」で
分かれる勝ち組・負け組

 最初に取り上げるのは、「初任給の業種別上昇ランキング」だ。12年と18年の初任給を業種ごとに比較し、その上昇率でランキングした。

初任給の業種別上昇率ランキング*順位は小数第2位を加味している。「賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)を基にダイヤモンド編集部作成 拡大画像表示

 すると、上昇率1位となったのは「建設」。19万8300円から21万4600円に8.2%アップした。11年に発生した東日本大震災の復興需要に続き、20年に開催される東京オリンピック・パラリンピック関連の大型案件が舞い込むなど、この数年は市場が沸き立っていた。

 ただ、仕事はたくさんあるが人手が足りず、人材確保が建設会社の大きな経営課題となっている。「建設」が初任給の上昇率で1位となったのは、こうした背景を映し出した結果だとみられる。

 一方、上昇率が最下位の16位となったのが、やはり人手不足がさけばれる「宿泊、飲食サービス」だ。19万7800円から19万8100円と、わずか0.2%しかアップしていない。

 同じ人手不足業種でも、初任給の上昇率においてはっきりと明暗が分かれたことが分かる結果だ。