景気拡大期にもかかわらず
手取り収入は減少した業種も
次に、「業種別の手取り収入増減率ランキング」を見てみよう。初任給のときと同じく、12年と18年の手取り収入(可処分所得)を業種ごとに比較し、その増減率でランキングした。
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その結果だが、なんとここでも建設が1位。手取り収入は35万1737円から41万1553円へと17%もアップ。初任給と合わせて2冠に輝いた。
3位に目を向けてみると、運輸・郵便がランクイン。手取り収入が33万9112円から37万7374円に11.3%アップしている。
こちらも建設と同じ構造問題を抱えており、需要急増と人手不足が相まって顕在化した「物流クライシス」が叫ばれて久しい。給料が上がっても何ら不思議はない。