OODAループはアメリカ軍で世界の兵法や戦略理論を研究した成果をもとに開発され、シリコンバレーの起業家を中心に、アメリカのビジネスエリートに活用されるようになった思考法です。変化の激しい時代に速く的確に行動するために必要な知的技術と言えます。OODAループ第一人者の戦略コンサルタントが、日本人のためにわかりやすく、実践しやすいマニュアルとして解説したのが、『OODAループ思考[入門] 日本人のための世界最速思考マニュアル』です。本書のウェブ版である本連載ではポイントだけを、よりコンパクトに紹介します。

Photo: Adobe Stock

その(1)「フレームワーク」だから、OODAループは速い

OODAループを実践すると、なぜ速く判断して行動し、成果を出すことができるのでしょうか。

その理由は、「フレームワーク」「直観」「気づき」「意味づけ」「効果起点」「主体的」の6つのキーワードで整理できます。

OODAループが速い1つ目の理由は、「フレームワーク」だからです。

OODAループは「フレームワーク」です。フレームワークであるということだけで、実は速くなります。「やるべきことが明快」で、「余計なことはやらない」からです(これは他のフレームワークでも同様です)。

特に頭の中で行われる思考の最中は、他の人はもちろん本人にも、何をどう考えているか判然としないことが多いものです。それだけにどれだけ時間をかけても、かけた時間に見合う成果が伴わないことがあります。

しかし、思考のフレームワークを使えば、いま何をすべきか、いつアウトプットすべきかが整理され、明快になります。OODAループは思考のフレームワークなので、速くなるのです。