(3)カリウムをしっかりとる

 塩分(ナトリウム)が過剰になると、浸透圧が上がり血圧が上昇しますが、このときに体内にカリウムが十分にあると、余分なナトリウムを排出する働きをしてくれます。

 カリウムは海藻類(昆布、ひじき、わかめ、のり)、きのこ類(マイタケ、シイタケ、きくらげ)、豆類(大豆、インゲンマメ、小豆)、バナナやキウイなどの果物、生野菜、鮭などに豊富に含まれていますので、これらの食材を毎日の食事の中に取り入れていきましょう。
※高カリウム血症など腎臓の機能に心配がある方は医師の指示に従ってください。

 食事は毎日のことなので、日々忙しくしていると何を食べたかも覚えていないということにもなりがちですが、食事に意識を向けないままでは減塩もできません。まずは1食1食の食事を意識して、自分がどんなものを食べているのかをしっかりチェックしましょう!

 また、適度な運動も血液の循環を良くして、血圧を下げる効果が期待できますので、階段を使って歩数を増やしたり、積極的に体を動かしたりすることも意識していきたいですね。

 いかがでしたか?

「NIPPON DATA 2010」などの調査によると、高血圧有病者で、すでに治療を受けている患者のうち、血圧を基準である140/90mmHg未満にコントロールできているのは50%しかいないという現状もあるようで、血圧コントロールの難しさと食習慣を変えることの難しさを考えさせられます。

 年齢問わず、血圧が気になり始めた今こそ、しっかり食生活を見直すチャンスです。

 今日からできることを始めてみませんか?

 減塩についてはこちらの記事(ポテチとせんべい、どっちが塩分多い?身近な食品で減塩対策)も併せて読んでみてくださいね。

(管理栄養士 岡田明子)

参考資料
「高血圧治療ガイドライン2019」発表 保健師など多業種の参加で高血圧に対策