プレゼンのプロットを決める
さらに、ここまで検討した内容を、次のシートに記入する。1枚1枚のスライドにどのような内容を盛り込むかを明確にするわけだ。
ここまでくれば、あとは順番にスライドをつくるだけ。「いきなりスライドをつくり始めるのではなく、このようにしっかり準備したうえでつくり始めるようにしてください。それが、いちばん短い時間で資料を完成させるコツですし、そのほうが優れたプレゼンになります」と伝えたのち、前田氏は、あらかじめつくっておいたスライドをスクリーンに投影しながら、プレゼンを実演した。
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【トーク】東京都民のみなさん、これから、私の出身地である福井県鯖江市をご紹介します。
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【トーク】鯖江市は福井県にあるまちです。
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【トーク】そして、福井県のなかのここに鯖江市はあります。
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【トーク】96%。これは鯖江市に関する数字ですが、なんの数字だと思いますか?
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【トーク】答えはメガネフレームのシェアです。国内のメガネフレームの大半は鯖江でつくられているんです。
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【トーク】そんな鯖江の特徴を三つお伝えします。
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【トーク】ひとつめは、先ほどもお伝えしたように、日本最大のメガネの産地であることです。1905年に増永五左衛門という人が、「冬の間に農業の代わりに出来る軽工業」として村人にメガネづくりを伝えて以来、100年を超える歴史があります。
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【トーク】二つ目は西山公園のツツジの里です。春には、約5万株のつつじが咲き乱れる日本海側随一のつつじの名所として知られています。
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【トーク】3つ目は、日本一小さな動物園「西山動物園」のレッサーパンダです。現在13頭がいて、レッサーパンダの繁殖数では、国内で有数を誇っています。とても可愛らしいんですよ。
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【トーク】最後に、鯖江市のよいところをお伝えします。
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【トーク】鯖江市は「住みよい街」全国7位にランクインしています。豊かな自然に恵まれ、メガネ産業もあるので、安心して暮らせる町なんです。
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【トーク】そんな鯖江に、ぜひ遊びに来てください。